平成19年4月1日に「静岡市市民参画の推進に関する条例」が施行され、「市民主役のまちづくり」の実現に向けて様々な取り組みが推進されています。しかしながら、ほとんどの取り組みは、専門家をはじめ限られた市民の参画によってであり、今後は、これまで市民参画への機会が少なかった方々にも積極的に関わっていただく機会を創出することが大切なことだと考えます。
こうした現状を踏まえ、私たちは、平成19年から「Voice of しずおか市民討議会」を実施しています。この市民討議会は、もともと、ドイツで行われている「プラーヌンクスツェレ」という市民参画手法を参考にした新たな手法であり、無作為抽出によって参加者を募ることにより、普段意見を表明する機会が少なかった市民の「声なき声」を聴くことのできる効果的な市民参画手法であります。
この市民討議会は、平成19年に社団法人静岡青年会議所が県内で初めて実施をし、翌年からは静岡市と青年会議所との共催で実施をいたしました。4回目を迎える本年の「Voice of しずおか市民討議会2010」は、静岡市が主催となり、「路上喫煙」をテーマに、企画・運営を「Voice of しずおか市民討議会 実行委員会」が行います。
結びに、この市民討議会によって、静岡市の市民参画が更に推進され、私たちの暮すこのまちがより住みやすいまちになることを心より念願し、実行委員長の挨拶とさせていただきます。
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